伸び悩む4位阪神 周囲も危惧するベンチと選手の危うい関係

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 試合前から甲子園が沸いた。

 23日のDeNA戦で鳥谷敬(38)が「7番・遊撃」で100日ぶりのスタメン復帰を果たせば、両ふくらはぎを痛めて二軍調整を続けていた福留孝介(42)も「5番・左翼」で一軍昇格即先発出場。根強い人気を誇るベテラン2人が起点となって先制点を挙げ、続く六回には37歳の3番・糸井嘉男の適時二塁打でリードを広げるという展開にスタンドは大いに盛り上がったが、それでも勝てなかった。

「正直、チームの雰囲気はあまり良くない」

 と、さる阪神OBがこう続ける。

「一部首脳陣と選手の関係がうまくいっていないのです。選手に話を聞くと、かなりケチョンケチョン。その手腕を高く評価する球団や監督の話とはあまりに温度差があって、ちょっとビックリするくらい。以前から、上の人間にはこれでもかとゴマをすりながら、選手にはやたらと高圧的で特に若手選手に対しては汚い言葉で面罵することもあると聞いてはいたが、チーム状態が上向かないことで、それに拍車が掛かっているらしい。萎縮する若手の姿を見てカンカンになっているベテランもいる。『上には弱く下には強い典型的なサラリーマンコーチ』と散々な言われようだ」

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