プロ注目選手の出場校は八戸学院光星、鶴岡東、山梨学院
さほど注目されていない学校が、選手ひとりの活躍によって甲子園で上位に進出するケースは珍しくない。
こんなに速い球を投げるピッチャー、スゴい本塁打を打つ打者がいるなら大会前に教えて欲しかったと、終わってからホゾを噛んだ高校野球ファンも多いのではないか。
24日は鶴岡東(山形)、日本文理(新潟)、山梨学院(山梨)の3校が県大会を制覇、これで計9校が甲子園切符を手にしたことになる。この9校の中にプロ注目の選手を擁する学校はあるか。
セ・リーグ某球団のスカウトが持っているエンマ帳をこっそりのぞかせてもらうと、リストに名前の載っている選手は八戸学院光星(青森)の武岡龍世遊撃手(右投左打)、鶴岡東の丸山蓮投手兼外野手(右投右打)、山梨学院の野村健太外野手(右投右打)の3人だった。
「3人とも担当地区のスカウトが名前を挙げた選手たちです。八戸学院光星の武岡は走攻守と三拍子そろっていて主将も務めている。鶴岡東の丸山は二刀流で、投手としては140キロの速球を投げ、打者としてもパンチ力がある。山梨学院の野村は高校通算53本塁打のスラッガーです。武岡と野村は今春のセンバツにも出場しています」とはリストを見せてくれたスカウトだ。
プロが注目する選手のいる学校は、覚えておいて損はない。