ヤクルトに連敗…巨人の“カモられ戦犯”は捕手かベンチか
1―8で最下位のヤクルトに連敗を喫した25日の試合、巨人はまたこの男に手痛い一発を食らった。五回に、前打席で2点適時打を打たれた4番のバレンティンに4試合連続となる20号ソロを被弾。ダメを押された一発は実に、今季の巨人がバレンティンに浴びた8本目の本塁打である。
「同じ選手に同じように打たれるのは、捕手がバカかベンチがアホか」
ヤクルト監督時代、ノムさんこと野村克也氏はそう自虐的に言っていたものだが、今年の巨人は特定の選手にやたらと打たれている。
ヤクルトでは山田哲人にも5本、広島のバティスタには6本、鈴木誠也には5本、DeNAのロペスにも5本とバレンティンも含め、いずれも球団別最多の被本塁打を許しているのだ。
試合後の原監督は、二回に4連続四球から5点を失った先発のヤングマンを「使った私が悪いのよ。チームに迷惑をかけた。あれじゃあ、フォローはできないよね」と責めたが、ノムさんが言うように、バレンティンにカモにされる原因は捕手にあるのかベンチにあるのか。