1000勝のG原監督がミスターに託された優勝より難しい仕事

公開日: 更新日:

 勝ちながら4番を育てろ――。祝福する一方で、しかし、注文も忘れなかった。長嶋氏の最大の心配事は、岡本和真(23)である。27日の阪神戦で4番から7番に降格。この日は6番で4打数1安打だった。6月にも一時期、4番を剥奪され、30日現在、打率.258と苦しんでいる。

「原監督は一時10.5、12ゲーム差も離していたDeNAと広島に猛追され、岡本を4番から外す決断を下した。チームには本塁打数リーグトップの坂本勇がいる。今年はリーグ優勝奪回が至上命令だけに、勝利優先を徹底している。長嶋さんは補強もやったけど、あの松井秀喜を4番として育てた、という自負がある。だから岡本も同様に、ということなんでしょうが、正直なところ、今年はそこまで手が回るかどうか」(チーム関係者)

 5年ぶりのV奪回より、岡本を「どっしりとした不動の4番」に育てることの方が、難しい課題かもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…