独走から首位陥落目前…巨人は後半戦で“1点差恐怖症”再発
■追い上げられる焦りは?
巨人は一時、現在2位のDeNAに10.5、3位広島に12ゲーム差をつけていた。独走から逃げる苦しさ、追い上げられる焦りといった心理的要因も「1点差」に弱い理由にならないか。広島に5ゲーム差をつけていた先週1日の広島戦前、元木内野守備兼打撃コーチに聞くと、こう言っていた。
「広島が追い上げてきた?今、広島と何ゲーム差? 5ゲームだよ。5ゲームといったら結構(差が)あるよ。1勝1敗だから、今日広島に勝って諦めさせようぜ、って選手に言ってるんだ。追われるつらさや焦り? そういうのは今のところないね」
この試合で広島に2―8と大敗を喫した巨人は2連敗となり、現在は今季最多となる5連敗中。広島との5差はたったの4日間で2となり、前カードで3タテを食らったDeNAには0.5差に肉薄された。巨人の首位陥落は時間の問題。「1点差恐怖症」が解消されない限り、2チームに抜かれ、置いてけぼりになることもありそうだ。