仙台育英・須江監督に聞く“中高一貫校”の仕組みとメリット
14日に登場する仙台育英(宮城)の須江航監督(36)は同校OB。高校2年時に学生コーチになり、以降は八戸大(現・八戸学院大)で学生コーチを務め、卒業後に仙台育英の系列校である秀光中の監督に就任。全国制覇の経験もある。昨年、仙台育英の監督に就任し、夏の甲子園に出場した。今年は「スーパー1年生」と評判の笹倉や伊藤をはじめ、9人の秀光中出身者がメンバー入りしている。須江監督に中高一貫校の仕組みやメリットなどを聞いた。
◇ ◇ ◇
■高校からの外部生と横一線で競争
――18人のメンバー中9人が系列の秀光中出身です。
「今回はたまたまそうなっただけです。投手3人、捕手1人、これだけで4人いますが、来年は9人入ることはないと思います。どの中高一貫校でも同じかもしれませんが、中学入学時に高校のメンバーに入れるイメージで取っていない。高校からの外部生と横一線で競争することになりますから、中学入学時はもちろん、高校から入ってくる外部生も含め、レギュラーを確約することは絶対にありません」