兵庫・明石商監督に聞いた データ分析とチーム強化の労苦

公開日: 更新日:

「中学2年の10月に知って(中森の地元の)篠山市まで時間を見つけては行かせてもらいました。明石商に入りたいと言ってくれた後に、横やりを入れてきた私立校もありました(苦笑)。兵庫県は一定の年収以下だと、授業料が免除になるので、そこは助かってます」

――今では部員100人以上の大所帯も、赴任当初は十数人しかいなかった。

「大変でした。走ってきますと言った子が部室でラーメン食べてたり、やる気がないと言って家に帰る子がいたり(苦笑)。僕自身、明徳中から公募を通じて入り、面白くないと思う人も中にはいた。明石商なんかが甲子園行ったら、逆立ちして全国歩いたる、と言われたこともあった。夜遅くまで照明つけて練習して、苦情も来た。結構、叩かれました(苦笑)。2年前までは遠征費がないので、部員が冬休みにアルバイトしていた。卸売市場や商店街を回って頭下げて。大学との関係をつくるために関東や九州を自腹で回った。1年で唯一、大晦日からの3日間はいつも熱を出してました。僕以外の6人のスタッフも休みなく、子どもたちと向き合って。わかってくれる人はわかってくれていると思う。だから生徒には常々、『しんどい時にお世話になった人は絶対裏切るな』と言ってるんです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ

  2. 7

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  3. 8

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  4. 9

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  5. 10

    芳根京子も2クール連続主演だが…「波うららかに、めおと日和」高橋努も“岡部ママ”でビッグウエーブ到来!