4番の仕事と“二刀流” 広島・誠也は巨人蹴散らす「得点王」
巨人のチーム関係者によれば、ウイークポイントが少ない鈴木でも、強いて挙げるなら、インコースだという。確かに四回の見逃し三振も内角直球だったが、延長十一回、鈴木はそのインコースを待っていた。本人は「巨人戦だからって意識しない」と常に無関心を装うが、実はバチバチ意識している。巨人戦の打率は.477、5本塁打。セ・リーグの中で最も巨人戦を得意としている。
これで巨人とのゲーム差は再び3.5に接近。ポイントゲッターとリードオフマンの“二刀流”が、今後も首位巨人を脅かしそうだ。