全米OPに暗雲…錦織 体調不良で日本人対決ストレート負け
男子テニスの日本人対決で波乱が起きた。
14日のウエスタン・アンド・サザン・オープン(米シンシナティ)男子シングルス2回戦で世界ランキング5位で第6シードの錦織圭(29)が、同77位の西岡良仁(23)と対戦。セットカウント0―2のストレート負けを喫した。
今大会は26日開幕の全米オープン前哨戦。錦織は立ち上がりから、息が上がってフットワークも乱れた。第1セット終盤にはドクターを呼んで、点鼻薬や飲み薬を服用した。第2セットに入ってもコンディションは回復せず、ツアー初対戦の西岡に大金星を献上した。
錦織は前週のロジャーズ杯で右肘を痛めて初戦の2回戦で敗退し、今回は体調不良とコンディショニングに苦しんでいる。全米オープンでは昨年に続く準決勝進出どころか、出場すら危うくなってきた。
女子の世界1位に復帰した大坂なおみ(21)は初戦の2回戦で同47位のアリャクサンドラ・サスノビッチ(25=ベラルーシ)を7―6、2―6、6―2で下し3回戦進出を決めた。