右の拳が運の尽き…広島・緒方監督 自力V消滅で続投なしか
先月、緒方監督が6月30日のDeNA戦で緩慢な走塁をした野間を試合後に平手で複数回たたいたことが発覚。球団が緒方監督を厳重注意したと発表した。前出の高橋氏が指摘する「一体感がない」のは、この一件とも無関係ではないだろう。広島のさるチーム関係者がこう言う。
「野間のプレーは確かにボーンヘッドだけど、今の時代、プロの選手に手を上げておいて、厳重注意っておかしくないですか? 暴力事件が表沙汰になる前にオーナーが来季の続投をほのめかしたけど、おとがめがないのは監督が今季限りだから。さすがに続投はないとチーム内では受け止められています」
広島では5年で監督が交代することが多い。緒方監督はちょうど5年目。自力Vが消え、野村謙二郎前監督や佐々岡現一軍投手コーチといった次期監督人事が水面下で始まりそうだ。