令和最初の「夏の甲子園」ベンチから漏れてきた裏情報
それでも高校球児の人気は高い。冒頭の外野手に加え、センバツに出場した中部地区の遊撃手もすでに内定。大阪の強豪校の投手は明大の誘いを断ってまで、早大入りを希望。年に複数回ある選考で落ちたものの、今も合格をあきらめていないとか。「習志野のエース・飯塚も早大を狙っていると聞いた」とは放送関係者だ。
■進化する金属バットの功罪
「打者は評価しづらいね。技術はもちろん、大したパワーがない割に、打球がメチャクチャ飛ぶんだから」
パのベテランスカウトがこうボヤいた。
今夏の甲子園は、とにかく点が入る。9日には仙台育英(宮城)が飯山(長野)相手に20―1で勝つと、16日には作新学院(栃木)が岡山学芸館(岡山)に18―0で大差勝ち。13日には、智弁和歌山(和歌山)が明徳義塾(高知)戦で大会タイ記録の1イニング3本塁打をマークした。
冒頭のスカウトは「プロ野球で使えなくなった飛ぶボールでも使っているんじゃないの?」と、冗談を交えてこう言った。