メジャー初完封 菊池雄星よ ボールも気持ちも上を向け!
久々に留飲を下げた月曜日だった。なかなか打球が上がらんかった大谷翔平が19試合ぶりにホームランを打ち、あまりに勝てないので、鳴り物入りでメジャーに渡ってダメだった「井川の再来」という烙印を押されそうになっていた菊池雄星が完封勝利。岩手の皆さま、おめでとうございます。
井川と言われりゃ雄星も胃が悪くなってんじゃないか、と心配したが、まあ雄星。ちょいとダメなら袋叩きにされるヤンキースと違って、西海岸の最果てシアトルじゃ、批判しあっとるやつも、牽制しあっとるやつも少ない。ぼちぼちやれ。
雄星がメジャーで打たれまくったのは、どうも、日本時代から「低めに投げりゃ打ち取れる病」にかかっておったせいじゃないかと思う。
メジャーリーグを席巻するフライボール革命とか仰々しいが、要はアッパースイング全盛。みんなアッパースイングするバット軌道へ「はい打ってください」と低めへ投げ込みゃ打たれる。
完封した日、雄星は初めて「あ、高めがいいんだ」と気づいたんじゃないかと思う。遅い!