格下に苦戦も…大坂なおみ全米オープン4年連続2回戦進出
テニスの4大大会最終戦、全米オープンは27日(日本時間28日)、女子シングルス1回戦を行い、前年女王で第1シードの大坂なおみ(21)が世界ランキング84位のアンナ・ブリンコワ(20=ロシア)と対戦。セットカウント2―1で下し、4年連続の2回戦進出を決めた。
16日のW&Sオープン(米シンシナティ)準々決勝で痛めた左膝は依然として万全ではないのだろう。患部にサポーターをつけてコートに現れた大坂は序盤に集中力を欠いた。第1セット第2ゲームで先にブレークを許し、0―3とリードされる苦しい展開。第7、第9ゲームでブレークに成功して逆転で第1セットを先取した。試合の主導権を握りながら、第2セットは相手の驚異的な粘りに屈した。第11ゲームでブレークを奪って6―5とマッチポイントを握りながら、第12ゲームは逆にブレークバックを許した。タイブレークでも相手の勢いを止めきれず、第2セットを落とす。
第3セットに入ると、ようやく落ち着きを取り戻し、冷静な試合運びを見せて第4ゲームでブレークに成功。苦しみながらも2時間28分の競り合いを制した。
大坂は2回戦で世界53位のマグダ・リネッテ(27=ポーランド)と対戦する。
▽大坂の話
「今までにない緊張を感じた。落ち着いてプレーできなかったけど、自分の実力に自信を持ってやりたい」