菅野KOで巨人4連敗…優勝争い土壇場に投手不足の緊急事態
巨人のエース菅野智之(29)が2回5安打4失点でKOされた。
4日の中日戦に先発。二回に先頭から3連打を浴びて無死満塁のピンチを招くと、藤井に中犠飛を打たれ同点。続く加藤の一塁へのゴロでベースカバーに入った後に足を気にするそぶりを見せた。その後、大島に2点二塁打を浴びて4失点。マウンド上で表情をゆがめるシーンもあり、この回でマウンドを降りた。
巨人OBで評論家の高橋善正氏がこう言った。
「アクシデントがある前から直球、変化球ともにキレがありませんでした。二回に藤井に12球粘られた場面を見ても、直球は140キロ台前半でフォークもファウルされていた。スライダーのキレも本来のものとは程遠く、空振りを奪える球がなかった。あれでは苦しいですね」
この日、開幕当初は守護神を務めたライアン・クック(32)が一軍に合流した。3日の中日戦で8敗目を喫したメルセデスに代わっての昇格で、宮本投手総合コーチは8日に来日初となる先発起用を示唆している。メジャー通算236試合に登板しているが、先発経験はない。2日には今村も抹消しているので、先発陣が深刻な駒不足に陥っているためだ。