著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

メジャー新球団招致レースは本命不在“ダンゴ状態”の様相

公開日: 更新日:

○ラスベガス

 周辺地域にMLBのフランチャイズがないため広範囲な地域から集客できる上に、カジノに来て財布のヒモが緩んだ観光客を球場に呼び込める。

 一方で、ギャンブルの都であるため、野球の試合がさまざまな賭けの対象となりイメージの低下が懸念される。カジノに溺れて身を持ち崩す選手がたくさん出る恐れも。

○ポートランド

 エキスポズ(現ナショナルズ)のフランチャイズ移転の際は最後までワシントンと招致合戦を繰り広げた実績がある。球団を誘致できれば、地元自治体の主導で新球場が建設されるコンセンサスができている。マイナス面は野球とシーズンが重なるプロサッカー、ティンバーズの人気が高いため、観客動員の障害になりかねない。

○サンアントニオ

 全米で7番目の大都市で、野球好きなメキシコ系の人口が多い。その半面、低所得層が多いためテレビマーケットとしての価値が低く、高額のローカル放映権料は期待できない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動