メジャー新球団招致レースは本命不在“ダンゴ状態”の様相
○ラスベガス
周辺地域にMLBのフランチャイズがないため広範囲な地域から集客できる上に、カジノに来て財布のヒモが緩んだ観光客を球場に呼び込める。
一方で、ギャンブルの都であるため、野球の試合がさまざまな賭けの対象となりイメージの低下が懸念される。カジノに溺れて身を持ち崩す選手がたくさん出る恐れも。
○ポートランド
エキスポズ(現ナショナルズ)のフランチャイズ移転の際は最後までワシントンと招致合戦を繰り広げた実績がある。球団を誘致できれば、地元自治体の主導で新球場が建設されるコンセンサスができている。マイナス面は野球とシーズンが重なるプロサッカー、ティンバーズの人気が高いため、観客動員の障害になりかねない。
○サンアントニオ
全米で7番目の大都市で、野球好きなメキシコ系の人口が多い。その半面、低所得層が多いためテレビマーケットとしての価値が低く、高額のローカル放映権料は期待できない。