SB千賀ノーノー達成で 今オフメジャーなら「6年100億円」
育成出身右腕が快挙を成し遂げた。
ソフトバンクの千賀(26)が6日のロッテ戦で、ノーヒットノーラン(12奪三振)を達成。自身としても、そして育成出身選手としても初の記録となった。
この日の女房役は同じく2010年育成ドラフトで同期の甲斐。お立ち台では「朝から千賀のためにと思ってやりました」と甲斐が目を潤ませると、千賀は「(甲斐)拓也のリードが良かった」と笑顔で応えた。
千賀はメジャー志向が強く、17年オフから2年続けて契約更改の場でポスティングを訴えている。
とはいえ、ソフトバンクは球団方針としてポスティングを認めていない。千賀が海外FA権を獲得するのは、最短で3年後の22年オフ。そのときは29歳だ。
かねて米球界での評判が高く、この日の無安打記録でその価値はさらに増した可能性もある。仮に今オフ、メジャー移籍なら、いったいどれほどの値がつくのか。
メジャーに詳しいスポーツライターの友成那智氏は、「年齢を考えれば6年総額1億ドル(約106億円)は堅い」と、こう続ける。