ラグビーW杯白星発進の鍵を握るSH流大のレフェリー交渉力
「9番(SH)、10番(SО)は、いつも通りやってくれれば大丈夫」――。
ラグビー日本代表のリーチマイケル主将(30)が司令塔2人への絶大な信頼を口にした。
ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)は18日、ロシアとのW杯開幕戦(20日=東京スタジアム)のスタメンを発表。ナンバー8には6日の南ア戦で右肩を負傷したアマナキ・レレイ・マフィ(29)に代わって姫野和樹(25)が入り、SH流大(27)、SO田村優(30)がハーフ団を組む。
経験豊富な田中史朗(34)ではなく、SHに流を起用したことにジョセフHCは「彼はいいコミュニケーターであり、いいリーダーでもある。レフェリーにもペナルティーに関して確認できるし、彼のような存在はチームにとってプラスになる」と説明した。
昨年11月のロシアとのテストマッチでは、大柄な相手のフィジカルを生かした攻撃に対してペナルティーを連発。9個の反則を取られてPGによる失点を重ね、後半30分すぎまでリードを許すなど苦戦した。