寝耳に水の「1位奥川」報道…G原監督“独善”でスカウト諦観

公開日: 更新日:

 すると会議翌日、日刊スポーツが1面で「巨人1位奥川」とブチ上げた。現場の関係者は寝耳に水だったようだ。

「佐々木か奥川かという段階で、まだ決まっていないはずなのに、そうなの? 奥川なの? って驚きました。でも、監督とつながりが深い新聞社だから、奥川になるんだ、って感じですね。原監督は即戦力が欲しくて来年、先発ローテーションで使いたいみたい。だったら大学生の森下?その選択肢はほとんどありません。最終候補は2人に絞られています。高校生ながら奥川は、かなり即戦力に近いという球団の評価なんです」(前出の関係者)

 巨人は今季、先発投手の駒不足に苦しんだ。規定投球回に到達したのは15勝を挙げた山口ただひとり。腰痛で離脱した菅野が11勝したものの、桜井が8勝、ドラフト1位ルーキー高橋が5勝。助っ人勢のメルセデスが8勝、ヤングマンが3勝と2ケタ勝利に届いていない。

 ただ、首をひねっている関係者もいる。

「原監督の契約はあと2年。球団の将来のことは考えてくれないのか。甲子園のスターうんぬんの前に、その年の一番の選手を指名するのが球団の方針のはずなのに……」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動