巨人にやっと1勝…阪神には落合博満のような“劇薬”が必要

公開日: 更新日:

 くしくも、去る9日には、関西ローカルのテレビ番組に出演した元中日監督の落合博満氏が阪神の問題を指摘。阪神から監督のオファーが来たら、「野球で優勝させてくれればそれでいい、と言うのであれば、受ける可能性はある」と話して番組を盛り上げた。

 阪神OBが言う。

「落合さんは、矢野監督がシーズン後半に4番を外した大山を『来年は4番で使う。矢野監督はマスコミやファンの外圧に負けたんだと思う』と断じた。たしかに矢野監督はファンやマスコミのことを気にして、打順やスタメンをコロコロ変える面がある。この先も、阪神を改革できるとは思えない。落合さんは中日監督時代、マスコミにおもねることなく勝利至上主義を貫いた。もし阪神の監督になろうものなら、関西マスコミはネタがなくなり、悲鳴を上げるでしょうが、その分、阪神の膿を出し切ってくれるのでは、という期待は持てる。かつての野村、星野時代ではないが、阪神のぬるま湯体質を変えるには、落合さんのような劇薬が必要ですよ」

 阪神に落合氏を呼ぶ勇気などないだろうが、阪神が抱える課題は、一朝一夕で解決できるものではない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…