大一番でスタメンの福岡堅樹にスコットランドは面食らった
極めつけは後半開始早々の42分。相手の腕の中にあったボールを自ら奪い獲ってターンオーバーすると、そのまま相手を振り切って独走トライを決めたシーンである。
「ただ走ってトライを決めるだけの選手にはなりたくなかったし、チームのみんながあれだけ体を張ってディフェンスをしてくれている中で、自分もディフェンスの部分で何かチームに貢献できることはないか? と常にな試合中に考えながらプレーしていました」
試合後のミックスゾーンで、ディフェンス面での貢献度の高さを指摘された福岡は、満面の笑みでそう語った。
これまでの3試合は、開幕前の南アフリカとのテストマッチで負傷した影響で先発から外れていたが、満を持してスタメンに名を連ねた大一番で大活躍。スコットランドにしてみれば、面を食らった格好だ。
アイルランドに続き、スコットランドも撃破したジャパンは、最終的にプールAを首位で通過することになった。
これによって10月20日の準々決勝ではプールBのかかく2位と対戦する。相手は4年前のW杯でひと泡吹かせたあの南アフリカである。