大一番でスタメンの福岡堅樹にスコットランドは面食らった

公開日: 更新日:

しかし、ジャパンは最後の最後まで耐え忍んだ。後半67分には姫野和樹が得意のジャッカルでスコットランドの攻撃の勢いを止めるなど、もう1トライを決めるべく前進を続ける相手に対して圧力をかけ続けた。今大会におけるジャパンの強さの基盤となっているディフェンス力が、いかんなく発揮された時間帯だ。

■福岡のボールキャリーは116メートル

 勝因を挙げればきりがないが、やはり選手個々の能力が4年前よりも格段に上がったことが大きい。

とりわけこの試合で輝きを放っていたのが、2トライをマークしてプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたウイング福岡堅樹だった。

ボールキャリーの116メートルは、両チームの中でダントツのトップ。前半17分に松島幸太朗の先制トライを絶妙なオフロードパスで演出したかと思えば、39分にはラファエレティモシーのグラバーキックをトップスピードで走りながらに片手でキャッチし、そのままインゴールに走り込んでトライを決めた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…