佐々木朗希のロッテ指名は大正解 これだけの“プラス材料”
こうした育成方針もさることながら、佐々木のロッテ入りはプラスになる可能性が高い。
ロッテは三軍制を導入する巨人やソフトバンクのような大型の育成施設があるわけではないが、大型補強に頼らず、ドラフトで獲得した選手を育成し、チームを強化する球団。巨人やソフトのように、常に優勝を義務付けられているというわけでもない。井口監督は就任以来、5位、4位と2年連続でBクラスにもかかわらず、球団は育成手腕を評価しているという。ロッテOBがこう言う。
「井口監督就任後のロッテは、2年連続で安田尚憲、藤原恭大と高卒選手を1位指名。ともに二軍で多くの経験を積ませることで、大きく育てようとしている。2014年3位の岩下、16年6位の種市といった高卒投手も順調に育ってきている。佐々木が無理を強いられる環境ではありません。佐々木の将来の夢であるメジャー挑戦に関しても、過去に西岡剛のポスティングを認めた実績があります」
佐々木を知るアマ関係者も「芯は強い子ですが、決して目立ちたがり屋の性格ではない。巨人や阪神のようにマスコミがバカ騒ぎするような環境よりも、ロッテの方が合っていると思う」と言う。