同日メジャー挑戦表明 DeNA筒香と西武秋山のスカウト評は
「アスリートであればよりレベルの高い環境でプレーしたい。野球選手がメジャーに挑戦したいと考えるのは自然な欲求です。問題はその意欲がどれだけ強いか。私生活も含めて一から新たな環境に適応しなければならないし、金銭面にしても最初は日本で得ていたような評価はもらえないかもしれない。それでも世界最高峰の舞台にチャレンジしたいという気概があるかどうか。成功する選手にはそれがあるように思う」とはナ・リーグ西海岸の球団のスカウトだ。
例えば青木(現ヤクルト)は3億3000万円の年俸が、2年約2億7000万円に大幅ダウンしたうえ、入団テストまでやらされても入札制度でメジャー移籍。その結果、メジャー6年間で759試合に出場、アストロズ時代はワールドシリーズ制覇に貢献した。
メジャー通算123勝、ノーヒットノーランを2度達成した野茂はドジャース入りで2億円近い契約金こそ手にしたが、年俸は近鉄時代の1億4000万円からたったの980万円になった。
メジャー5年間で32勝をマークした吉井(現ロッテコーチ)は、巨人の総額10億円を超すオファーを蹴って、年俸2600万円のメッツへFA移籍した。