西武・秋山が海外FA権取得 球団慰留もメジャー挑戦重視か
権利を取得したその日にお立ち台に上がった。
20日、メジャー志向の強い西武の秋山(31)が海外FA権を取得。五回1死満塁のチャンスで逆転2点タイムリーを放ち、「(先発の)ニールが頑張っていたので、あのチャンスだけはと思っていた」と話した。
20日現在、打率.310、48打点、15本塁打。メジャーに詳しいスポーツライターの友成那智氏は「複数球団が興味を示すと思います」と、こう続ける。
「秋山に期待されるのは高い出塁率(.402)を生かした1番打者、チャンスメーカーとしての役割です。守備位置は中堅か左翼でしょう。メジャーには1番打者で悩む球団がいくつかある。インディアンス、カージナルス、マリナーズ、ダイヤモンドバックス、レイズ、パイレーツなどがそうです」
■「2年約8億5000万円」
金額はどうか。
「秋山は来季開幕直後に32歳になる。メジャーは年齢にはシビアなので、どんなに高くても2年800万ドル(約8億5000万円)、あるいは2年500万~600万ドルプラス3年目はオプションで400万ドルくらいでしょう。『それなりに欲しい』という意味では需要が多いが、目玉というわけではない」(前出の友成氏)