原巨人は来季助っ人10人 阿部二軍監督いきなりとばっちり
一軍には「4人」の外国人枠がある。必然的に二、三軍にそれ以外の助っ人がごった返すことになり、2018年に騒動を起こしたゲレーロのように、不満をブチまける助っ人がいつ出ないとも限らない。加えて、ファームのあるコーチは「実績のある外国人やベテランが二軍にゴロゴロいるから、どうしたって若い選手の出番は限られる。若手が育ちにくい環境になってしまいます」と指摘する。
「5月に就任したばかりの春川国際部長は今月いっぱいで辞めることになる。事実上の“解任”で、編成面を含めて全権を握る原監督の意向だといわれています。原監督はそれだけ外国人取りにナーバスになっているだけに、例年以上に“数撃てば当たる”補強になりそうなのです。阿部二軍監督は道義上、自身が連れてくるドミニカ勢の面倒は見ないといけない。ゲレーロのように不満分子となりかねない二軍の助っ人は、1人でも少ないに越したことはないのですが……」(チーム関係者)
阿部二軍は24日、CS番組の収録に参加。「期待できる若手はいない。それぐらいレベルが低いと分かってほしい」と慎之助節で若手の危機感をあおったが、自身には就任早々、二軍に埋もれる助っ人の「ガス抜き」という難題がのしかかることになる。