現役復帰に挑戦 新庄を魅力的に見せる野球という強い本質
新庄剛志が現役復帰に挑戦するという。なんでも来年のトライアウトを受験する予定らしく、大きな話題を呼んでいる。
これ、よく考えてみればそんなに驚くべきニュースではないと思う。実際に復帰するわけではなく、挑戦するということなのだから、そんなのは個人の自由だろう。ニュースになっていない、あるいは公に表明していないだけで、実は同じように現役復帰を目指している元プロ野球選手は他にもいるかもしれない。
だから、この新庄の決意に敏感に反応して、わざわざ「47歳だからさすがに無理だ」とか「せいぜい客寄せパンダになるだけでしょう」などと冷ややかに意見したところで、それは新庄本人のみならず、誰が考えても想定の範囲内でしかなく、「やってみなければわからない」「1%の可能性がある限り、挑戦はできる」などといった少年ジャンプ的なキラキラワードで反撃されるのが目に見えている。実際、その通りの結果を招いたプロ野球OBもいたようだ。
そう考えると、これを新庄が自身のSNSで大々的に発表し、メディアやファンが食いついた時点で、ひとつのドキュメントストーリーが始まったということだ。