清原和博氏“トライアウト監督就任”の裏側 主催側に聞いた

公開日: 更新日:

 あの清原和博氏(52)が“監督”に就任する。11月30日に神宮球場で開催される、企業主催のトライアウトに参加が決定。米球界入りを目指す日本人選手や、日本球界入りを目指す外国人選手を対象に、海外移籍をサポートする代理人や日米のスカウト陣を招き、試合形式で行われる公開トライアウトで、清原氏は監督として選手の選出などに関わるというのだ。

 清原氏は、2016年2月に覚醒剤取締法違反容疑で逮捕され、5月に懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を受けた。猶予期間満了まで約半年を残す中で、監督として公の場に立つとなれば、いろいろな意味で注目を集めるのは間違いない。トライアウトを主催するワールドトライアウト社に“監督就任”の経緯を聞くと、広報担当者がこう言った。

「弊社社長の加治佐と副社長の田中の2人によって決められました。加治佐は東京大学、田中は法政大学でそれぞれ大学野球をしていたので、清原氏に個人的な思い入れや、つながりがあったのかもしれません。どのような会話が持たれて清原氏に決定したのかについては詳しく把握しておりませんが、10月30日のトライアウト開催発表会に加治佐から説明があるはずです」

 逮捕後も清原氏の周辺には多くの支援者がおり、社会復帰の道筋をつけようと水面下では野球教室の開催などさまざまなプランが進行している。今回の“監督就任”も、薬物依存を克服するリハビリに取り組んでいる本人の大きな励みになるだろう。同じ過ちを犯すわけにはいかない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希「開幕メジャー確約なし」のナゼ…識者は《朗希サイドの非常識な要求》の可能性を指摘

  2. 2

    佐々木朗希の「独りよがりの石頭」を球団OB指摘…ダルやイチローが争奪戦参戦でも説得は苦戦必至

  3. 3

    下半身醜聞の西武・源田壮亮“ウラの顔”を球団OBが暴露 《普通に合コンもしていたし、遠征先では…》

  4. 4

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”

  5. 5

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  1. 6

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 7

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 8

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 9

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  5. 10

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース