渋野は3差3位T発進 賞金女王には“壁ドン”強気パットが必須
【LPGAツアー選手権リコーカップ】第1日
「4~5メートル(のバーディーパット)がひとつも入らなかった。それを決めないと上位に行けない」
逆転で初の賞金女王タイトルを狙う渋野日向子(21)が、会場のコーライグリーンに苦しめられた。
9番パー5では2オンに成功しながら、4パットボギー。ピン上10メートルから下りの順目を警戒してイーグルチャンスを2メートル近くもショートすると、今度はカップを1メートルもオーバーして、返しのパーパットを決められなかった。前半を1オーバーで折り返したが、11番パー5は2打目を1・5メートルにつけてイーグル。そして16番パー3でもバーディーを奪い、首位と3打差3位タイの好スタートを切った。
「朝から風が強く、イーブンで回れたらいいなと思っていたので2アンダーでよかった。全英女子でも4パットしたが、その時は強気だった。今回は弱気の4パットだから情けない」(渋野)
渋野の初日パット数は31。首位テレサ・ルー(32)と2位・古江彩佳(19)はともに27パット。グリーン上で後れを取った格好だ。