日本ハム西川遙輝の年齢と意欲は足以上の武器になる
来季、打率・330、15本塁打ならともかく、現状ではメジャー契約は厳しい。マイナー契約を結んで招待選手としてスプリングトレーニングに参加、実戦を通じてメジャーを目指すスプリット契約が濃厚だ。
ただ、仮にメジャー契約を結べなかったとしても、マイナーから這い上がれるのではないかという期待が西川には持てる。
■取り組み方の変化
聞けば、球団には3年くらい前からメジャー挑戦の希望を伝えていたという。突出した長打力があるわけでも、打撃3部門のタイトルを取ったわけでもないのに、よりレベルの高いメジャーにチャレンジしたいという意欲を買いたいのだ。
日本の情報提供者によれば、西川はここ数年のうちに、野球への取り組み方が劇的に変化したそうだ。その変わりように球団幹部も目を白黒させているという。
メジャーで成功する最大のカギは、それまでに残した数字やデータより何より、本人の意欲だと思う。メジャーで結果を残したいという欲が強ければ、他のことは犠牲にしてでも自分がどうすればよいかを考えるし、努力もする。