松坂は“死ぬまで現役”が本心 西武で引退→指導者を拒否も

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■野茂英雄の例も

 かつては野茂英雄もそうだった。日本人メジャーリーガーのパイオニア的存在として米国で活躍し、メジャー通算123勝(109敗)。日米通算200勝も達成した。晩年は右ヒジの故障に悩まされ、06、07年はメジャー登板なし。患部にメスを入れ、3A、果てはベネズエラのウインターリーグに参加し、投げ続けた。

 08年7月、40歳の誕生日を前に現役引退を発表。当時、本人は「まだまだやりたい気持ちがある。悔いが残る」と、未練たっぷりだった。

 何度も右肩を故障しながら現役にこだわる松坂も、「ケガさえ癒えれば、まだまだ結果は残せる」と思っている。NPBで需要がなければ、米国独立リーグだっていとわないに違いない。西武との1年契約が終わったら、再来年は米国独立リーグか、それとも中南米のウインターリーグか……。

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