西武・秋山“期限目前”にヤキモキ…メジャー移籍に2つの壁
FA市場で、一向に進展の気配すら見せないのが、西武からメジャー移籍を目指す秋山翔吾(31)だ。
今月上旬のウインターミーティング(カリフォルニア州サンディエゴ)期間中に、レッズ、カブスなど3~4球団と交渉を行った。秋山は当初「クリスマスまでには決めたい」としていたが、自ら定めた交渉期限は目前に迫っている。
今オフ、FAの外野手は超目玉選手こそいないものの、実績のある選手が揃っている。マーリンズ時代の2017年に打率・312、37本塁打、124打点をマークして以降、3年連続20本塁打以上を放っているマーセル・オズナ(29=カージナルスからFA)、好機に強い強肩強打のヤシエル・プイグ(29=インディアンスからFA)ら、秋山よりも若くてメジャーで結果を残している外野手が依然として売れ残っているのだ。
外野手を補強したい球団が、メジャー実績のない日本人よりも、オズナやプイグら守備でも計算できる選手の獲得を優先するのは当然のことだ。
秋山はすでに、各球団から条件提示を受けており、契約内容を吟味しているとみられるが、本人や代理人が納得するようなオファーがなかった可能性もある。