9000万円増の3.5億円更改 西武中村に“山川の尻叩き”期待料
現役選手としては晩年に差し掛かっても、「おかわり」が止まらない。
2日、西武の中村剛也(36)が契約更改交渉を行い、9000万円アップの3億5000万円で一発サインした。
「それなりには貢献できたと思う」と話した中村だが、「それなり」どころの成績ではない。
今季は2015年以来となる打点王のタイトル(123打点)に加え、キャリアハイの打率・286。30本塁打も同年以来で、チームのリーグVに貢献した。36歳のベテランに大盤振る舞いした西武は太っ腹だが、何よりこの年齢でこの成績を叩き出した中村に脱帽である。
もっとも、球団の期待は成績だけにとどまらない。山川穂高(28)の壁としての役割だ。
昨年は47本、今年は43本で2年連続本塁打王に輝いた山川は、17年終盤から今季中盤にかけて不動の4番打者ではあったが、8月に7番降格。代わりの4番に座ったのが、かつての主砲中村だった。
当時、山川は本紙(日刊ゲンダイ)の取材にこう話していた。