筒香移籍先タンパベイ・レイズは野球素人の戦略で全米席巻

公開日: 更新日:

筒香嘉智(28=外野手)、2年13億2000万円

  ◇  ◇  ◇

【低予算】
 19年、開幕時のチーム総年俸約58億8500万円は30球団中ワースト。ナンバーワンのカブスの約4分の1にすぎないが、それでもア・リーグ東地区2位でプレーオフに進出。初戦のワイルドカードゲームでアスレチックスを下し、地区シリーズではアストロズを最終の第5戦まで追い詰めた。リリーフ投手が初回だけ投げる「オープナー」や、試合終了までリリーフ投手だけでつなぐ「ブルペンデー」を編み出したのはこのチーム。データを重視してドラフトで獲得した有望株を、データ活用によって育成する。そうやって主力に育てた選手をトレードで放出、見返りに獲得した若手有望株を再びデータによって育成する。その繰り返しによってチーム力を強化してきた。

【ウォール街】
 それまで「ア・リーグ東地区のお荷物」といわれた球団が劇的に変化したのは2005年11月、オーナーを含めたフロントが一新されてからだ。新たに就任したスターンバーグ・オーナー、シルバーマン球団社長、フリードマンGMは、いずれもニューヨークのウォール街出身の金融マン。スターンバーグとシルバーマンの2人はゴールドマン・サックスの同僚、投資アナリストのフリードマンは2人の友人だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ

  2. 7

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  3. 8

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  4. 9

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  5. 10

    芳根京子も2クール連続主演だが…「波うららかに、めおと日和」高橋努も“岡部ママ”でビッグウエーブ到来!