ロッテ福田が先鞭 お買い得選手5人がもくろむ「FAバブル」
年俸1.5億円以下で単年契約
この20年オフも、FA権を取得予定で<年俸1・5億円以下の単年契約>に該当するお買い得選手が5人もいる(別表②)。ヤクルトの小川泰弘(29)のように複数年契約の提示を断るなど、彼らの多くはFAによる待遇アップを望んでいる。パ球団の編成担当が言う。
「中日の大野雄大(31)はAランクに該当するとみられるが、最優秀防御率のタイトルを獲得した昨季並みの成績を残した場合でも、3年6億~7億円程度が相場でしょう。Bランクでは、ヤクルトの小川はプロ7年間で通算65勝。年間通じてコンスタントに先発ローテを務める安定感がある。狭い神宮が本拠地ということもあり、被本塁打が多い投手ですが、広い球場をバックに投げればもっと勝てるはず。ロッテの松永昂大(31)も7年連続40試合以上登板を果たす貴重なリリーフ左腕。ブルペンが手薄な球団にとっては垂涎の的です。中でもお買い得なのは、Cランクが予想される楽天の辛島航(29)、塩見貴洋(31)の両左腕。辛島は昨季、チーム最多の9勝をマークした勝ち頭。塩見は近年、腰のケガもあり、登板数自体が少ないものの、年俸が3000万円と格安。今季、先発として一定の活躍をすれば、福田級の争奪戦に発展するかもしれない」
思惑通りに、大幅昇給をゲットできるのか。