新たにメジャー入り日本人3人を金満球団がスルーした理由
今季、新たな日本人大リーガーとなった3人に関して、ちょっとした疑問がある。
秋山翔吾(31=レッズ=3年約22億円)、筒香嘉智(28=レイズ=2年約13億円)、山口俊(32=ブルージェイズ=2年約7億円)は新天地を選ぶにあたって、いくつかの選択肢があった。最後まで争奪戦を繰り広げたのは上記の3球団以外にダイヤモンドバックス、パドレス、カブス、レンジャーズ、ブルワーズとみられるが、この中で実力と資金力を兼ね備えているのは秋山を追い掛けたカブス(2018年まで4年連続プレーオフに進出して選手総年俸はメジャー1位)くらい。それ以外だと選手総年俸はレッズの14位が最高で、昨季のプレーオフに進出したレイズは総年俸が30位、ブルワーズは15位。カブスにしても最終的なオファーを出したとは限らないし、争奪戦からさっさと抜けた可能性もある。
カネがあって結果も出しているヤンキース、レッドソックス、ドジャース、ナショナルズ、アストロズ(レッドソックスを除き昨季のプレーオフに進出して、なおかつ選手総年俸はいずれも8位以内)などが真顔で争奪戦の輪に加わったという話は最後まで聞こえてこなかった。強い金満球団は3人を全く評価しなかったのか。