巨人岡本は“1人3役”大忙し 侍Jで東京五輪へ「2つの課題」

公開日: 更新日:

「プレミア12では28人だった選手登録が五輪では24人に減少する。外崎のように内外野が守れるユーティリティープレーヤーが重宝される一方で、岡本に求められているのは、今年37歳のベテラン松田に頼りっきりの三塁の後釜。はっきり言って三塁ならチャンスがあります。菊池がメジャー挑戦を断念し、広島に残留を決めたことで、二塁は菊池。本職が二塁の山田は、プレミア12で試したように、一塁へ回る可能性が高い。岡本が一塁を山田と争うには分が悪い。チャンスがありそうなのは、三塁に限るということです」

 さらに巨人でも新たな役割が加わった。長年、チームをまとめてきた阿部が昨季限りで引退し、二軍監督に就任。現チームは、野手では主将の坂本、投手ではエースの菅野が引っ張るが、「もう2、3人、監督のような選手をつくらないといけない」とした原監督から「(岡本)和真は賢いから自覚は出てきてくれると期待している」とまとめ役に指名されたのだ。

 巨人の4番、まとめ役、そして侍の正三塁手へ――。「1人3役」の忙しい年が幕を明けた。

【写真特集】2019年日本シリーズ第4戦 ソフトバンク対巨人

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…