巨人岡本は“1人3役”大忙し 侍Jで東京五輪へ「2つの課題」
これまではチーム優先で無頓着だったが、今年は違う。
巨人の岡本和真(23)が7、8月の東京五輪に向けて「選ばれるということは、開幕から活躍しているということ」とキッパリ言ったのだ。昨年までは「巨人での戦いが優先」と言い続けていた。それが、いよいよ五輪イヤーが幕を開けると、堂々と代表入りを宣言。昨季3月は打率・154、4月は・258、5月は・255。8月は・301と夏場には強いものの、今年は開幕から侍ジャパンの稲葉監督にアピールする必要がある。当然、調整も前倒しになるということだ。
昨春のキャンプも直訴して3日の紅白戦に出場したが、今年も4日の最初の紅白戦に出場する見込み。今年はスロースターターは許されない。代表入りのため、「超速仕上げ」で、開幕からのスタートダッシュをもくろんでいる。
■チームでも新たな役割
2つ目の課題は三塁の守備である。昨季は一塁で69試合、三塁で56試合、左翼で17試合に先発出場。原監督の方針で巨人ではユーティリティープレーヤーとなっているが、「稲葉監督が注目しているのは三塁の守備力」とNPB関係者がこう言う。