阪神新助っ人ボーアにヤキモキ…ロサリオの“二の舞い”懸念
助っ人8人制(投手5人、野手3人)を敷く阪神で、もっとも費用対効果が期待されている。
20日、阪神の新助っ人・ボーア(31・前エンゼルス)が楽天との練習試合に4番・一塁でスタメン出場。来日初安打をマークした。
メジャー通算92発を誇るボーアは、大砲不在のチームで4番候補の筆頭。年俸は8人の助っ人の中で最高の250万ドル(約2・7億円)。球団がこれだけのカネを払う以上、オープン戦の結果いかんにかかわらず、開幕から使わないわけにはいかない。
ボーアは基本的にミートを心掛けているそうで、逆方向にも鋭い当たりを打つことがある。だが、ネット裏の評論家、スコアラーの中には、「タイミングの取り方がうまくない。ツボにはまれば一発はあっても、日本の投手はうまく緩急を使うだけに、適応できるのか」との声もある。
阪神の助っ人野手といえば2017年に年俸3.4億円で獲得したロサリオなど、失敗例が多い。3人いれば誰かは成功するかもしれないが、最もカネをかけたボーアが活躍しなければ身も蓋もない。