DeNAオースティン早くもOP戦3号も 他球団は実力に半信半疑
ただ、いまはまだオープン戦の序盤に過ぎない。投手はこれから開幕に向けて状態を上げていく。相手バッテリーも、どのコースが得意でどのコースが苦手か、といった“探り”を入れる時期でもある。現にラミレス監督も、「シーズンに入って攻め方が変わってきた時にどうなるか」と言っているくらいだ。投手の球速、キレ、球威が増し、捕手の配球が加わる中で打ってこそ本物と言える。
別のライバル球団関係者が言う。
「ポイントになりそうなのは打席の立ち位置。やや捕手寄りなので、内角を厳しく攻められた時にどういう反応をするかでしょう。投手はオープン戦の時期に、死球覚悟で内角を攻めるケースは少ない。オープン戦では良くても、開幕した途端に打てなくなる理由のひとつに、執拗に内角を攻められた結果、内角を意識しすぎて外の変化球に対応できなくなる、ということがある。その上、死球でも食らおうものならいよいよ腰が引ける。その結果、早々と日本を去っていった助っ人は山ほどいます」
助っ人はフタを開けてみないとわからない。ライバル球団は今後、徹底して弱点を探る。オースティンの真価が問われるのはこれからだ。