コロナ禍で日本代表のチーム作りは白紙に戻ってしまった
すでに3月下旬と6月中旬に予定されていたW杯アジア2次予選は延期され、3月下旬のUー23日本代表のテストマッチ2試合も中止が決まっている。サッカーの活動日程では、なでしこジャパンがアメリカで開催されたシービリーブス杯に参加できたことが(結果は3戦全敗だったが……)唯一の救いと言える。
3月下旬はインターナショナル・マッチデーに該当するのでブレーメンFW大迫勇也(29)、リバプールMF南野拓実(25)、マジョルカ久保建英(18)といった海外勢を招集することができた。W杯予選のミャンマー戦、モンゴル戦に彼らを起用することは可能だが、大迫と南野の2人は京都や博多で開催予定だったUー23日本代表の試合にOA(オーバーエイジ)枠で起用されると個人的には想定していた。
ボローニャDF冨安健洋(21)、PSVアイントホーヘンMF堂安律(21)の五輪代表の主力組との融合を図り、チームとしての骨格を構築する絶好の機会だった。
この2試合が中止となったことの痛手は、計り知れないものがある。
今後の代表日程は、東京五輪開幕1カ月前の6月に予定されているが、新型コロナウイルス騒動が終息しているという保証はなく、そもそもテストマッチの予定すら組めないのが現状だ。