藤浪トレード急加速 コロナ感染契機に他球団が再調査開始

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 リーグ2連覇中の西武にしても、リーグ屈指の強力打線を擁する一方で、昨季のチーム防御率はリーグワーストの4・35。投手力強化は不可欠で、喉から手が出るほど欲しいに違いない。正捕手は高校の後輩・森が務める。阪神OBは、「藤浪は阪神にいてもプラスにならない」と、こう続ける。

「入団から3年連続で2ケタ勝利をマークした選手にもかかわらず、再生する兆しが見えない。昨秋と今春のキャンプでライバル球団の中日のOBである山本昌氏をわざわざ臨時コーチに招いて、手を借りるくらいですから。18年に西武へトレードした榎田のように、阪神でくすぶっていた選手が新天地で活躍するケースが少なくないのは、阪神では本来の実力が発揮できないタイプがいるということでしょう。コロナ騒動を巡る球団の対応にも問題がある。合コンに参加した人数を慌てて『12人』から『13人以上』に訂正するなど、積極的に事実を明らかにする意思がないように思える。育成力、指導力のなさはもちろん、危機管理能力に欠け、選手をチヤホヤして甘やかすだけの阪神にいても、先が見えません」

 別の阪神OBは「藤浪はこれまで、本拠地の甲子園球場で、一部ファンの心ないヤジに苦慮してきた。今回の一件によって、これまで以上にひどいヤジが飛びかねない」とも指摘する。

 幸か不幸か、今回のコロナ騒動をきっかけにトレードが実現すれば、藤浪にとって大いにプラスになりそうだが……。

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