マー君の今後が心配…本塁打王の打球が頭部直撃の後遺症は
「彼らの打球はやっぱり怖いですよ。普通にスイングしているのに強烈なラインドライブがかかっている。バーニー・ウィリアムズ(当時のヤンキースの主砲)のピッチャーライナーを右腕にモロに食らったことがあるけど、とてもよけられない。金属バットで打った打球みたい。ああ、これでボクの選手生命は終わったなと思った」
打球を頭部に食らったことが原因で、引退に追い込まれた投手も中にはいる。恐怖心から、無意識のうちに早くボールを投げ終えて守備体勢をつくろうとする。いきおい、踏み出す足への体重移動が不十分になり、フォロースルーも小さくなった結果、速球も変化球もキレを失うのだという。
アーロン・ブーン監督は5日(日本時間6日)、「軽度の脳振とう」と診断されたと発表。同監督は「食欲があり、睡眠も取れていたようで元気そうだった。大事には至らなかったようだ」と話した。この日の田中は球場に姿を見せ、同僚のガードナー外野手は会見で「歩いている姿は普段通りに見えた」と話したが、不安は尽きない。