コロナ禍に財政難…メジャー視野に入れる選手の意欲が心配

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 米国内に限って、ようやくスカウト活動が解禁された。ごく最近のことだ。

 ただし、日本も含めた国外の選手を、生でチェックすることはまだできない。日本のプロ野球は10日から5000人を上限に観客を入れるようになる。我々、スカウトも中に入れてもらえるらしいが、メジャーが米国外のスカウト活動を禁じている以上、たとえ日本に住むスカウトであっても球場で直接、選手をチェックすることはできない。

 日本在住のスカウトのいる球団はまだしも、メッツやマーリンズのように日本にスカウトを置いていない球団はわざわざ人を派遣しなければならない。渡航制限を含めて仕事をしづらいのが実情で、球団間で不公平が生じるのを防ぐためにも国外の活動は制限されているのだ。

■成績は毎日ネットでチェック

 だからといって、日本の選手をノーマークにしているわけではもちろんない。わたしも含めた米国在住のスカウトの多くは毎日、インターネットで日本のプロ野球の結果をチェックしている。

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