クロマティもそうだった…助っ人はチャランポランほどいい

公開日: 更新日:

 開幕から約1カ月。プロ野球は今年も新外国人選手の出来がチームの成績を左右している。アンゲル・サンチェス、ジェラルド・パーラが活躍している巨人は首位を独走。開幕から18打席ノーヒットのジャスティン・ボーアが打ち出してきた阪神もAクラス争いに浮上してきた。一方、鳴り物入りで入団した大リーガー、アダム・ジョーンズが期待外れのオリックスは下位に低迷している。

 かつて、須藤豊元横浜(現DeNA)監督がこう言っていた。

「外国人選手はちょっと(性格が)チャランポランな方がいい」

 日米の野球の違いに悩み、結果を出せないことに落ち込むタイプは日本の野球には向かないということだろう。思い出すのは巨人で長く活躍したウォーレン・クロマティだ。

 クロマティが入団した1984年。巨人が地方球場で試合をした時のことだ。試合前、王貞治監督が選手を集めて話をした。ミーティング会場は畳敷きで、クロマティはゴロンと横になって王監督の話を聞いていた。他の助っ人選手はちゃんと座って耳を傾けていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された