阪神「粛清リスト筆頭」糸井…“尻に火”で志願の早出特打
異例といっていい。
14日の広島戦の試合前、福留孝介(43)、糸井嘉男(39)の大ベテランコンビが京セラドームで早出特打を行った。
今季、福留は打率・188、1本塁打、11打点。糸井も同・231、1本塁打、11打点と極度の不振に陥っている(14日現在)。福留はかねて二軍との親子ゲームに出場するなど不振からの脱却にいそしんでいるが、糸井も、ノンビリとはしていられない状況になってきた。
4年総額18億円といわれる大型契約を結んでいる糸井は、古傷を抱える右膝の状態が思わしくないそうで、矢野監督もここにきて代わりに中谷や高山らをスタメン起用するなど、その使い方には慎重になっている。
「糸井は状態がよくない上に、今年が4年契約の最終年。球団も大きな期待はしづらい。今オフは、年俸4億円からの大減俸は確実です」
とは、阪神OB。
「今の阪神は親会社の方針もあり、営業収支を最優先に考えている。今年はコロナ禍により、無観客で開幕し、7月10日以降は5000人を上限に有観客開催。8月1日以降、観客数を増やす方針も、感染者数は増加の一途をたどり、8月末まで5000人で行う。ただでさえ球団の収入が目減りする中、今季中に観客数を増やせる保証もない。ベテランの高給取りである糸井は、いの一番に“粛清”の対象になります」