エンゼルス大谷 打者専念で“逆転の本塁打王”あり得る根拠
13年に日本ハムに入団して以降、二刀流としてプレーし続けてきた大谷が、打者一本での調整や練習でシーズンを送るのは初めてのことだ。試合前の練習、体のケアも含めて打者に専念できるのは大谷にとってはプラス。指揮官の言う通り「感覚さえ掴めば」、ホームランダービーに名を連ねるのではないか。
今季ここまでア・リーグの本塁打数はヤンキース・ジャッジ、エンゼルスの同僚トラウトの9本がトップで、アスレチックス・オルソンが8本、ブルージェイズ・ヘルナンデスら4選手が7本で続く(16日終了時)。17年の本塁打王ジャッジは、右ふくらはぎを痛めて負傷者リスト入りしており、現時点で上位に名を連ねている選手で実績があるのはMVP3度のトラウトぐらいのものだ。そのトラウトにしても、開幕から3カ月が経過する夏場以降、本塁打が減る傾向にある。
大谷の打者としての才能は誰もが認めるところ。打者に専念する今季は、メジャーを代表するクラッチヒッターとの一騎打ちを制して初の栄冠を手にするかもしれない。