大谷が復帰初戦で特大3号ソロ「打者で貢献」を有言実行
二刀流が投げられない鬱憤を晴らした。右肘付近の故障で今季は投手を断念したエンゼルス・大谷翔平(26)が、6日(日本時間7日)のマリナーズ戦に「4番・DH」でスタメン復帰。先頭で回ってきた二回の第1打席で、相手の先発右腕ウォーカーの外角低めの変化球を捉えて左翼スタンドに叩き込む3号ソロを放った。すくい上げるようにして放った打球は速度約164・1キロ、飛距離106・9メートルを記録。
四回、無死一、二塁で迎えた第2打席は四球を選んで3点を奪うビッグイニングを演出した。この日は3打数1安打1打点1得点。前日の会見で「残りの試合数もありますので頑張りたい」と、打者としてチームへの貢献を口にしていた通り、復帰初戦で結果を残した。
痛めた右肘は打撃に影響しないため、今季は昨季同様、打者に専念する。マドン監督は「今後は相手投手の左右に関係なく使うつもりだ」と、DHとして起用し続けると示唆している。今季は特別ルールのため全試合でDH制が採用されただけに、打者大谷には本塁打量産を期待できそうだ。
▽大谷の話「運良く捉えることができました。壁を越えてくれて良かったです」