狙い目はメジャー志望の日本人より日本でプレーする外国人
プロ野球が行われている球場のネット裏にはいま、メジャースカウトの姿があるはずだ。
7月23日(日本時間24日)にメジャーが開幕すると同時に、日本や韓国在住のスカウトに限りその国における活動が解禁されたからだ。
ただし、アマチュアは例外だ。昨年の佐々木朗希(現ロッテ)や大谷翔平(現エンゼルス)クラスの選手がいれば高校時代からの追跡調査も必要だが、今年はそこまでの大物がいないとか。獲得するのはプロ野球選手だけ、アマチュア選手は対象から外している球団も中にはあるから、チェックできないからといって大きな影響はないだろう。
■自粛期間の影響
さて、今年は菅野(巨人)、千賀(ソフトバンク)、有原、西川(ともに日本ハム)、石川(ロッテ)らがオフにメジャー挑戦の可能性がある。
インターネットで彼らの成績を調べる限り、菅野を除いて残している数字はいまひとつ。というか、これで本当にメジャーに来る気があるのかとクビをかしげたくなる選手も中にはいる。現場でプロ野球をチェックし始めた日本在住のスカウトに電話で話を聞くと、「自粛期間の影響ではないか」とこう言った。