日ハム中田翔リーグトップの23号 “夜遊び”禁止で打撃充実
キング独走の一発を左中間スタンドに放り込んだ。
もっかリーグ最多の23本塁打を打っている日本ハムの中田翔(31)。4日の西武戦の四回、ニールの投じた130キロのチェンジアップをすくい上げ、高々と上がった打球は一目でそれとわかる一発になった。この日は4打数1安打1打点、1本塁打という結果だった。
パの打撃2冠となる23本塁打、76打点(打率・264)。ホームランのタイトルとなれば自身初、打点王は2016年以来3度目だ。3日には16年以来、4年ぶりにスチールを決め、「盗塁しちゃいました」と笑顔を見せていた中田。いつになく充実したシーズンを送っているのは間違いなさそうだ。
ある日ハムOBは「災い転じて福となす、といったところではないか」と、こう続ける。
「新型コロナウイルスの影響でしょう。なにせ、中田は昭和の選手ばりに夜遊びが大好き。昔は試合がある日でも若手を明け方まで連れ回し、球団の不評を買ったこともある。さすがに近年はそこまでのむちゃはしないが、それでもネオン街が好きなことは変わらない。それが今季は新型コロナの影響で、基本、外食は禁止。遠征先でもホテルで缶詰めです。そりゃあ遊び人の中田にとってはストレスがたまるでしょうけど、余計な体力を使わず、規則正しい生活を送ることが体調に好影響を与えているのだろう」
打撃2冠が現実味を帯びてきた。