大坂なおみを待つパリ観衆の“雑音” 全仏は最大観客1万5000人

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 折しもフランスではコロナ禍に見舞われて以来、特にパリ市を中心に極右勢力が台頭。国内に居住するアフリカ系住民だけでなく、アジア人への偏見や差別意識が高まっている。

 大坂は8月下旬のウエスタン&サザン(W&S)・オープン(ニューヨーク)から、全米OPを通じて、黒人差別の撤廃を訴えている。W&Sの準決勝では抗議の意思を示して棄権を表明(後に撤回)し、全世界に波紋を広げた。

 一連の大坂の行動には賛否両論あり、SNSには否定的なコメントも少なくない。有色人種への根強い偏見が残るフランスでプレーすれば、スタンドからブーイングが飛ぶ可能性は十分にあるのだ。

 自粛明けの大坂はミスをしても苛立つことなく、冷静なプレーが目立つ。全仏OPでは平常心が上位進出のカギを握りそうだ。

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